今回は、2021年、第18回ショパン国際ピアノコンクールで見事4位に入賞した、小林愛実さんを、あなたもすでによくご存知かもしれませんが、ご紹介させて頂きます。
反田恭平さんの2位入賞と共に、日本人としては、2人同時の入賞となる快挙です!
今回、小林愛実さんがショパンコンクール時に演奏した楽曲がCDに収録されましたので、当時、YouTyubeなどで聴かれたかもしれませんが、その素晴らしい演奏を再度CDで聴いて、当時の感動を呼び起こしていきませんか?
ピアニストの小林愛実がショパン・コンクールで4位入賞!
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<YouTubeより 小林愛実 第18回ショパンコンクール 第1次予選「エチュード」>
ピアニストの小林愛実さんが、第18回ショパン・コンクールで見事4位入賞という快挙を成し遂げましたが、実は、前回の第17回のショパン・コンクールにも出場されているのです・・
その時(前回)は、ファイナルまで行きましたが入賞は逃しています。
でも”我こそは!”~と挑む世界中の数百人の精鋭の中からのファイナリストになったことは凄いことですよね・・
この時(前回)、日本人でファイナルまで残ったのは、小林愛実さんだけでした・・
小林愛実さんは、3歳からピアノを始め、7歳にしてオーケストラと共演し、9歳の時に国際デビューをしていて、テレビ出演もされており、子供のころから”天才ピアニスト”として有名でしたよね!
今回、2021年第18回は、SNS等の発達により、YouTyubeで大人気の”かていん”こと、角野隼斗さんはじめ、多くの日本人が挑んでおり、特に日本ではものすごい盛り上がりでしたね!
ショパンコンクールは、演奏楽曲は、「ショパン作曲の楽曲のみ」~との制約があり、予備予選、1次、2次、3次予選を経て、フアィナル(本選決勝)は、ショパンピアノ協奏曲の第1、第2、どちらかの協奏曲の演奏となります。
予備予選から、約半数位ずつ選抜していき、ファイナルには10~12名が選抜され、ピアノ協奏曲を演奏後、1位~6位の入賞が決定するのです。
(これが決まるまでにかなりの時間待たされるとのことです・・審査員の先生方も大変ですネ・・)
今回の第18回は、日本人は、この1~6位の入賞者に反田恭平さん2位と共に、小林愛実さんが4位を勝ち取ったのは、素晴らしい快挙でしたね!
小林愛実さんは、前回以来この数年間での飛躍的な成熟をされ、第一次予選から本選の全てで披露し、ワルシャワの聴衆やYouTubeで世界中の視聴者を魅了してくれました。
そして、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールで演奏披露された小林愛実さんの第18回ショパン国際コンクールでの「ショパンの世界」が CDとなって今、ここに蘇りますので、ぜひ聴いて頂きたいと思います。
<商品説明>
小林愛実(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
※録音(ライヴ):収録情報
CD1 1-3:2021年10月7日(第一次予選)/
CD1 4-31:10月16日(第三次予選)/
CD2 1-4:10月12日(第ニ次予選)/
CD2 5-7:10月20日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイショパン
■CD1
1. 夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2
2. 練習曲第23番イ短調 Op.25-11 《木枯らし》
3. スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
4-7. 4つのマズルカ Op.30
8-31. 24の前奏曲 Op.28
■CD2
1. 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
2. バラード第2番ヘ長調 Op.38
3-4. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
5-7. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
ピアニスト 小林愛実の経歴
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<ピアニスト小林愛実さんの経歴>
*小林愛実さんのプロフィル
山口県宇部市出身
・3歳よりピアノを始める。
・8歳より、二宮裕子に師事。
2007年:桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室「仙川教室」に特待生として入室。2008年〜2009年:東京倶楽部特別助成金を受ける。
2011年4月:桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に全額奨学金特待生として入学。
2013年9月:米国カーティス音楽院に留学。マンチェ・リュウ氏に師事。
2023年1月1日にピアニストの反田恭平さんと結婚されて、
「新しい命を授かりました事をご報告いたします」~とツイッターで報告。
*小林愛実さんのンクール等の経歴
・2001年 – 2004年:ピティナピアノコンペティションに4年連続で全国決勝大会に出場。2001年の5歳での出場は最年少記録。
・2004年 8歳の時のピティナピアノコンペティションJr.、G級(高校1年生以下)で全国決勝大会第1位 。
・2004年(8歳)ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会にて第1位金賞受賞。
・2005年(9歳)で全日本学生音楽コンクール全国決勝大会・小学校の部にて第1位。
・2005年(9~10歳)フランス、パリのコルトーホール、アメリカ、ニューヨークのカーネギーホールにてコンサートを開催。
・2006年 (11歳)再びカーネギーホールコンサートを開催。
・2008年 6月(12歳)、3度目のカーネギーホールでの演奏。
・2009年 8月24日(13歳)、第5回ワルシャワ国際音楽祭にて、フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラと、1840年製プレイエルを弾いて共演、成功を収めた(アンコール曲3曲)。
・2009年 12月10日(14歳)、サントリーホールにてメジャー・デビュー記念コンサート(同ホールソロとしては日本人最年少記録、女性ピアニスト最年少記録)。
・2011年1月13日(15歳)、第12回ショパン国際ピアノコンクールin ASIAのコンチェルトC部門において、金賞およびコンチェルト賞を受賞。
・2011年 4月3日(15歳)には、カーネギー・ホールにおいて、小澤征爾氏が芸術監督を務める日本フェスティヴァルにて、ソロ・リサイタルを行う。
・2011年4月(15歳)桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に全額奨学金特待生として入学。
・2012年(16歳)ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールのヤングアーティスト部門で、第3位入賞。
・2013年9月(18歳)米国カーティス音楽院に留学。マンチェ・リュウ氏に師事
・2015年 (20歳)第17回ショパン国際ピアノコンクール、ファイナリスト。
ファイナル(本選決勝)に進んだのは、日本人では小林愛実さん1名のみ!
・2021年10月(26歳)第18回ショパン国際ピアノコンクール、4位入賞!
小林愛実さんは3歳からピアノを始めて、7歳の時にはオーケストラと共演し、9歳の時には、
海外のカーネギーホールで演奏するなど、幼少期から天才ぶりを発揮し、その後、数々の世界コンクールですべて1位の優勝を果たすなど、天才ぶりが伺えますよね!
そんな天才の小林さんにも、1度、挫折感を味わったことがあるのです・・
2012年17歳の時、アメリカで開かれた国際コンクールで、それまでずっと優勝しかしなかった彼女が、初めて3位になって、落ちこんでしまい、
「ピアノを辞めてしまおうか」~とまで思い詰めてしまったことがあったという。
その後小林さんは一切のコンサート活動を休止し、フィラデルフィアに留学し勉学に専念し、3年後の2015年に新規一転、20歳の小林さんは、第17回のショパン国際ピアノコンクールに初挑戦することになるのです!
反田恭平と小林愛実が結婚
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反田恭平さんと小林愛実さんが2023年1月1日に、それぞれのツイッターを更新し、二人が結婚したことが報告されました。
そして「新しい命を授かりました事をご報告いたします」
続けて小林は、「今後体調を見ながらお仕事をさせていただき、延期や出演の見送りなど、ご迷惑をおかけすることもありますが、また、会場で皆様にお会いできる日を本当に楽しみにしております」と呼びかけた。
その上で「これからは2人で支え合いながら、互いに音楽家としてより一層精進していきたいと思っていますので、私たち夫婦を温かく見守って頂ければ幸いです」と締めくくった。
2人は幼なじみで、2021年秋に「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」に共に挑戦し、反田恭平さんは2位、小林愛実さんは4位に見事入賞してます!
お互いに、ピアノ音楽界において最高レベルを誇り、世界も認めている二人なので、お互いツーカーですべてが解りあえる仲なのでしょうね!
若いお二人の今後の益々のご活躍と、素晴らしいご家庭を築かれんことを、お祈りしたいと思います!
<YouTubeより、反田浩平と小林愛実のピアノ連弾>
まとめ
今回は、世界で最も権威あるピアノコンクールの「ショパン国際ピアノコンクール」に2回も挑戦して、今回、見事4位に入賞された小林愛実さんについて、お話させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか・・
その後、小林愛実さんは、共にコンクールに挑戦した”戦友” の反田恭平さんと結婚されます。
したがって、今回のショパンコンクールは、二人にとって、音楽家としても、人生にとっても、大きな節目となる挑戦となった、と言えるかもしれないですね!
そのショパンコンクール時の小林愛実さんの演奏が、全てCDに収録されて販売されているので、小林愛実さんの挑戦した楽曲をCDで再び聴きながら、日本の誇れる若きピアニストの今後に期待したいですね!
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