この度、【辻井伸行の世界】として、辻井伸行の「ベートーベン ピアノ協奏曲 皇帝」など、56曲が収録されているCD全10巻が発売されましたので、紹介しますね!
辻井伸行のピアノソロ、オーケストラとのピアノ協奏曲、そして辻井伸行の自作曲など全56曲がCDに収められていて、これらを一度に聴けるコレクションとなっているのです。
辻井伸行フアンなら、ぜひ購入して、いつでも聴きたい時に辻井伸行のあらゆる曲の中から聴きたい曲がいつでも聴ける~という、ゼイタクなひと時を味わってみませんか?
辻井伸行のベートーベン皇帝などCD全10巻
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<youtubeより、辻井伸行の「ベートーベン ピアノ協奏曲5番 ”皇帝”」演奏の一部>
辻井伸行は、2009年 ヴァンクライバーンコンクールで優勝して、世界にその名を轟かせた辻井伸行は、いまや日本を代表する、世界的ピアニストであり、以来、世界に羽ばたいて演奏活動を行い、名演奏を披露してきましたが、このたび、その中からピアノソロ、協奏曲、自作曲を厳選した56曲、全10巻が発売されたのですよ!
人気曲のベートーヴェン『ピアノ協奏曲第5番(皇帝)』も入ってます!
ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第5番(皇帝)』は、ウィーンが動乱の最中でナポレオンがウィーンを占領(1809年5月)したころで、ウィーンの街は荒れ、ウィーンから逃げ出す人々も多くいる中で、ウィーンに残ったベートーヴェンはそんな中、「ピアノ協奏曲5番」を1年かけて作曲されたと言われています。
当時の皇帝と言えば「ナポレオン」ですが、ベートーヴェンはナポレオンに失望していたとのようです。
この曲は、皇帝という名のごとく堂々として力強く、またリズミカルでワクワクする部分もあって、力が沸きあがってくるような活力的な曲に、勇気をもらい励まされた人も多いと思いますし、私もその一人です・・
ベートーベンの曲は他に、ピアノソナタ第17番の「テンペスト」が入っていますので、お楽しみに!
他には、ピアノ協奏曲では、チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番、という、両作曲者の代表曲ともいわれる、素晴らしい曲が入っていますよ!
これだけでも納得の選曲ですよね・・
その他、モーツアルト、ショパン、リスト、ムソルグスキー、リスト、ドビッシー、ラヴェル、シューマン、などの名曲を集め、辻井伸行の自作曲「それでも生きていく」など16曲と、
ほとんどが今回のCD全10巻に網羅されているのです!
辻井伸行の純粋で柔らかくて温かく、深く美しい、時には力強く、心の琴線にふれ染みわたってくる音色の感動が、いつでも味わえるチャンス到来ですね!(^^♪
辻井伸行のチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
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<YouTuveより 辻井伸行【チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番】のピアノ演奏の一部>
辻井伸行演奏で、チャイコフスキーの代表曲でもある【ピアノ協奏曲第1番】が聴けるなんて、嬉しいしスバラシイですね!
その後、チャイコフスキーはこの曲を何回か改訂を重ねて、1888年のものが最終稿となり、現在の演奏は全てこの最終稿で演奏されています。
その間、何と、作曲開始から14年がかり、となった【ピアノ協奏曲第1番】の大作は、今やチャイコフスキーの数多くあるヒット曲の中でも代表格となってますよね!
ニコライ・ルービンシテインは、後になって自らの酷評を撤回し、以降このピアノ協奏曲 第1番の普及に努めたそうです・・
「チャイコフスキーピアノ協奏曲1番」が人気が高い理由は、壮大なロシアの大地を感じさせる第1楽章の出だし冒頭のメロディーで、まず度肝を抜かれる、というか、ロシアだからのスケールの大きさにまず最初に胸にド~ンと響き、その世界へ引き込まれていきますよね・・
この曲が頻繁に演奏されるようになったのは、何と、第2次世界大戦後のアメリカなのです・・当時のソヴィエトで第1回チャイコフスキー国際コンクールが行われ、アメリカ人のヴァン・クライバーンが【チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番】を演奏して優勝し、凱旋帰国したことで、クライバーン共々、この曲が大人気となり、ビルボードのチャートで7週連続第1位となったという・・
初演もアメリカのボストンで演奏され大成功を収めましたが、ロシア人がロシアで作曲した楽曲が、意外にもアメリカからヒットして、世界へと広がっていったのですね・・
この、広大なロシアの大地を彷彿とさせる【チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番】の冒頭から、スケールの大きい演奏に引きこまれてしまう、辻井伸行のピアノの音量、音色がそのままCDに収められていますよ!
他に、ロシアの作曲家のものとしては、【ラフマニノフピアノ協奏曲第2番】があります。
この曲も、広大なロシアの大地を感じる素晴らしい曲目でラフマニノフの代表曲であり人気の一曲ですが、辻井伸行の、これまたスバラシイ演奏で、スケールの大きい楽曲の演奏を堪能してくださいね!
辻井伸行作曲「それでも生きていく」の涙の演奏
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<YouTubeより カーネギーホールでのアンコール演奏「それでも生きていく」>
辻井伸行作曲の「それでも生きていく」は、2011年3月11日に起きた東日本大震災での彼の深い悲しみと共に、励ましと思いやりの心情を込めて出来た曲なのです。
辻井伸行は、大震災の日、来日していたBBCフィルとツアー中でしたが、公演は中止となり、その後に組まれていたアメリカツアーには心に痛みを感じつつもアメリカへ・・
アメリカでも震災のニュースは連日伝えられ、辻井は心を痛めていた。
自分に何ができるのか、音楽で何ができるのかと悩んでいた時、メロディーが頭に浮かんできた。それをアメリカツアー最初の演奏会のアンコールで即興演奏をしたのです。
「それでも、生きてゆく」。被災者への思いを込めた曲だった。
それ以降も、辻井はアンコールで折に触れてこの「それでも生きていく」の曲を弾き続けてきたのです。
震災の年の11月、アメリカ のカーネギーホールでリサイタルを開いた時、辻井はアンコールにこの曲を演奏したのですが、演奏しながらこみ上げる涙を抑えきず、涙をポタポタと落としながら演奏し、ホールは静まり返り、辻井の旋律に聴衆は固唾(かたず)をのんで聴き入ったのです。
カーネギーホールでの「それでも生きていく」の涙の演奏は、ホールでの聴衆だけでなく、後にテレビ放映やアーカイブで視聴していた世界中の人たちも涙を誘われたでしょうネ・・
その後も、コンサートのアンコールでこの曲をたびたび演奏し、また何度も被災地を訪ね、被災者に寄り添ってきた辻井伸明は、自作曲の中でも、この「それでも、生きてゆく」は特別な思いを持つ1曲となったという。
この曲をふくめ、辻井伸行の自作曲の全16曲と、同じく大震災の代表曲ともいうべきボーナストラック「花は咲く」(作曲 杉野よう子)まで収められているので、彼のピアノの音色と共に、優しく心に染みる彼の自作曲の数々を、CDでじっくり味わっていきたいですね!
まとめ
今回は、辻井伸行三昧(ざんまい)ともいうべき、全56曲のCDの出現により、クラッシック界の代表的作曲家の人気作品の数々と、辻井伸行の優しく美しい自作曲の数々を、彼の澄んだ美しいピアノ音色の演奏で、好きな曲を好きな時に好きなだけ聴ける~というチャンスが到来しました!
その素晴らしい辻井伸行の演奏が、【辻井伸行の世界】のCDとして発売になったので、紹介させていただきましたが、フアンのあなたにも、そして、これからフアンになるでしょう方々にも、ぜひおすすめしたい商品です!
辻井伸行のピアノの音色に包まれる日々は、幸せな、また、温かく純粋な気分になること受けあいですよ!(^^♪
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