タラバガニってどんなカニ?
タラバガニは、カニの王様といわれ、ズワイガニや毛ガニより大きくボリュームがあり、食べ応えバツグンなカニなので、たっぷりカニを味わうにはタラバガニが一番ですね!
タラバガニは水温の低い海にいて、ヤドカリの仲間だそうです・・
鱈と同じ漁場にいるため、「たらば(鱈場)蟹」という名が付けられたそうです。
タラバガニの旬は、流氷が去って身の甘みが増す4月から5月と、脱皮を終えて身がぎゅっと詰まる11月から2月にかけての年に2回、美味しく味わえるチャンスがあります!
ここでご紹介するタラバガニは、水揚げしたら船上ですぐにボイルして冷凍し陸上げするので、取り寄せ時には「ボイル冷凍タラバガニ」として新鮮、生きが良い状態で届くので、美味しさバツグンですよ!
タラバガニの解凍は冷蔵庫で!
|
ボイルしてある冷凍タラバガニを美味しく食べるのに最適な解凍方法は、冷蔵庫の中で約1日~1日半かけてでゆっくり自然解凍することです。
室温やレンジで急激に解凍すると、旨味とともにドリップが流れ出てしまい、身がパサパサして味が落ちてしまいます。 ですので、室温での解凍は避け、低温で解凍することがコツです・・
因みに、ボイルしてない生の冷凍カニは流水解凍が適しているようですよ・・
(ボイルしてある冷凍カニを一日待たずに急ぐ時も流水解凍します)
ですから、ボイルしてあるか生かで解凍方法が異なることを覚えて置いてくださいね!
商品の、ボイルした冷凍タラバガニが届いて、食べる予定まで日にちがある場合は、カニを水洗いしてから新聞紙に包み冷凍庫に保管します。
食べる一日前位に冷蔵庫へ移し、低温の自然解凍をする~ということですよね・・
注意点としては、冷凍カニを解凍する際に一番大切なことは、乾燥させないこと。乾燥から防ぐために、新聞紙とキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて解凍します。
その際、水切りバットなどの容器に入れて、容器ごとビニール袋に入れると氷が解けて水が冷蔵庫内をビショビショになるのを防げますヨ・・
冷凍カニは解凍したてが一番美味しいので、解凍したらすぐに食べましょう!
また、解凍したカニは再冷凍しないことです。
解凍したカニを再冷凍すると、美味しさが失われてしまうそうですよ・・
タラバガニの殻の切り方
|
<Youtubeより「タラバガニの殻の捌き方」>
タラバガニの殻の切り方(さばき方)ですが、意外と簡単です・・
解凍後、食べる前に、タラバガニの殻を切る、という作業があります。
肩肉や脚の殻の切り方は、
<用意するもの>
・キッチンバサミ、又は包丁
・軍手又はゴム手袋
・まな板 等
<切り方(さばき方)>
1. キッチンバサミ等を使って、蟹の肩肉と足を1本ずつ切り離す。
(割と簡単に切れます!)
2. 肩肉は、足の付いていた方から、蟹の身体の中心部に向けて殻にハサミを入れ、身がつながっている薄皮の部分を1カ所ずつ切り、1回で切れない部分は、肩肉の持ち方を変えて切り、上下の身を完全に離す。
3. カニ足の赤い色の面を手前(上)にし、両サイドの殻に切込みを入れる。
切りにくい時は、かにの向きを変えて切る。
4. 切込みが入ったら、赤い色の殻をはがす。
(はがしにくい場合は、ハサミで切り離す)
更に、裏の白い殻も同様に剥がし、タラバガニのむき身が完成しました・・(^^♪
*注意点として、
切る時(さばく時)は軍手やビニール手袋を使用しましょう。
タラバ蟹は殻が固く、トゲもたくさんあるので、道具のハサミやタラバ蟹のとげで手や指を 怪我をしないよう取り扱いには気を付けましょう。
(尚、今回は、タラバガニのまるまる一匹の場合の、甲羅やカニみそなどの捌き方は、入っておりません・・)
タラバガニの美味しい食べ方
|
●タラバガニの美味しい食べ方
*そのまま剥いて食べる
*焼きタラバガニ
*蟹汁(タラバガニのおみそ汁)
*タラバガニの炊き込みご飯・釜飯
等があります。
*そのままさばいて(切って)食べる
ボイルして冷凍したタラバガニを冷蔵庫で自然解凍して、そのまま食べる方法。
ボリュームがあって旨みの強いタラバガニならではの、シンプルだけどカニの旨みがダイレクトに感じられる食べ方です。
<材料>
・タラバガニの脚
・柑橘類、しょうゆ(好みで)
1.タラバガニの脚の殻を上半分だけさばく
2.グリル、トースターなどで殻に焼き目がつくまでこんがり焼く(生なら15分、ボイルなら5~10分程度)
3.好みで柑橘類を絞ったり、しょうゆを垂らしたりしていただきます。
*カニしゃぶ
<材料>
・タラバガニの脚
・豆腐、きのこ、野菜など
・だし汁(昆布だしなど)
・みりん、薄口しょうゆ…それぞれだし汁の10分の1ずつ
・酒、塩…少々
・ポン酢
・浅葱、もみじおろしなどの薬味
1. だし汁、みりん、薄口しょうゆ、酒、塩を煮立て、カニ以外の具材に火を通す
2..食べる直前にタラバガニの脚を加え、10秒ほどだし汁へくぐらてポン酢や薬味と一緒にいただきます。
*蟹汁(タラバガニのおみそ汁)
【材料】
タラバガニ
大根、豆腐などお好みの具材(白菜、たまねぎなど甘みが強く出る野菜は避ける)
味噌
1.タラバガニを洗い、出汁が出やすいように殻へ切り込みを入れる
2.鍋にカニと水を入れ、強火にかける(水から火へかけることでカニのだしがよく出ます)
3.沸騰したら中火にし、アクが出たら丁寧に取る
4.カニ以外の具材を入れ、再沸騰したら弱火にして火が通るまで煮る
5.味噌を溶き入れたら出来上がり。
*タラバガニの炊き込みご飯・釜飯
【材料】(2人分)
タラバガニ(ボイル済み)の脚…2~3本分
タラバガニ(ボイル済み)の爪…2本分
お米…1.5合
しいたけ…1枚
人参…4分の1本
銀杏…4個
酒、みりん、薄口しょうゆ…各大さじ1
塩…少々
1.お米は研いでざるに上げておく(30分~1時間)
2.しいたけと人参は千切りにする
3.タラバガニの脚の身はほぐし、爪の部分は食べやすいように殻にハサミを入れておく
4.炊飯器にお米を入れて通常の水加減にし、酒・みりん・薄口しょうゆ・塩を入れて軽く混ぜる
5.しいたけ・人参・ほぐしたタラバガニの身をのせ、炊飯する
6.炊き上がったら10分ほど蒸らし、全体を混ぜて盛り付ける
7.タラバガニのハサミと銀杏を飾って出来上がりです。
<参考サイト:https://gurusuguri.com/cat/02040160000/catcu-tarabagani#a3>
まとめ
今回は、ボイルした冷凍タラバガニの紹介をさせていただきましたが、ボイルした冷凍タラバガニは正しい方法で解凍することで、冷凍カニは格段に美味しくなることから、解凍方法が冷凍カニを美味しく食べるためのカギとなりますね・・
タラバガニは大きくて、ボリュウムがあるので、食べ応えがあり、思う存分食べたい人にとっては、最適なカニとなりますね!
11月~2月頃までが旬なので、まさに今が旬! 最も美味しい時期なので、タラバガニを存分に食べて英気を養い、寒さを吹き飛ばしましょうよ・・(^^
|