お正月といえば まず「カニ」~と考える人が多いと思いますが、あなたははいかがですか?
「カニ」といっても、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ、と種類があり、その違いや値段、どっちが美味しい?~と迷ったりしませんか?
「カニ」は値段的にも高級なので、普段は中々食べる機会が少ないけど、お正月くらいは、奮発して思う存分食べたい~と思うものの第1位が 「カニ」ではないでしょうか?
ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニは、採れる場所や時期が異なるけれど、全体的には冬場が多いこともあって、鍋などで食べることが多いと思いますが、味や調理の仕方や食べ方によって、どの「カニ」を選ぶか、購入するにも値段にも差があるので、あなたにとって、満足いく選び方の一助になれば、と思います。
ズワイガニ タラバガニ 毛ガニ の違いは?
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「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」の違いは何なのでしょう?
まず、「タラバガニ」は 「カニ」ではなく「ヤドカリの仲間」だそうですよ!
びっくりですね・・
「タラバ」はカニの王様だと思ってませんでしたか~?(^^
「タラバガニ」は、北太平洋やオホーツク海などの冷たい海に生息するヤドカリの仲間で、見た目はまさにカニそのものですが、よく見ると、「ズワイガニ」や「毛ガニ」は 脚が10本ありますが、タラバガニは 8 本しか無いのです・・
一番下の 1対 はとても小さくて体の中に隠れているし、一番上の脚はハサミになっていて、他の 3 対とは形が違うし、オスは脚が太くて長く、メスのほうは脚が少し短いのです。
「タラバガニ」は、大きさは25㎝くらいですが、脚を伸ばすと大きさは 1m にもなるし、
「タラバガニ」の名前は、タラの漁場に生息していることから付けられたようです。
一方、「ズワイガニ」は、日本では日本海が主な漁場となっていて、深海に住み、低温を好みます。
特徴は、甲羅が丸みのある三角形をしていることや、1 本目と 5 本目の脚が短いことです。
体長は、オスは脚を広げると 70cm 位だけれど、メスは 40cm 位と小ぶりなのです。
そのため、全国に出荷されるのはほとんどが大きいサイズのオスで、小さなメスは地元で消費され、地元では、メスの方が「安くて味も濃い」ということから、カニ漁が解禁されるとメスのカニを求めて市場に殺到するそうです。
また、「ズワイガニ」は、各地で雌雄を呼び分けています。
石川県:(オス)⇒加能ガニ、 (メス)⇒香箱ガニ
福井県:(オス)⇒越前ガニ 、 (メス)⇒勢子ガニ
京都府:(オス)⇒松葉ガニ 、 (メス)⇒コッペガニ
兵庫県:(オス)⇒松葉ガニ 、 (メス)⇒セコガニ
鳥取県:(オス)⇒松葉ガニ、 (メス)⇒親ガニ
石川県から鳥取県にかけての日本海側の地域では、カニ漁の時期は観光の絶好の機会で、新鮮なカニを食べることを目玉にしたツアーがたくさん企画されたりしてますね・・
・「毛ガニ」・・・・北西太平洋を中心に生息するカニの仲間です。
日本では北海道が主な産地で、各地の猟期が異なっているため、ほぼ一年中毛ガニが水揚げされています。漁法は、カニかごが中心です。
毛ガニは、名前の通り全身が毛に覆われています。オスの方がメスよりも大きく、メスと比べて甲羅が縦長になっています。
北海道では毛ガニは特に人気が高いです。
タラバガニと比べて小さめなので脚は身が少ない一方で、カニミソが美味しいですね!
「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」の違いは、
・足の本数の違いで、ズワイガニ → 5対10本 タラバガニ → 4対8本 毛ガニ → 5対10本、
・大きさの違いは、ズワイガニ →25㎝、脚を広げるとオスは70㎝、メスは40㎝、
タラバガニ→25㎝、脚を広げると1m
毛ガニ →20~25㎝、重量400g~700g
・味の違い
「ズワイガニ」→身は旨味が強く、ふっくらと柔らかい食感が魅力、新鮮なものは生食でも美味しく食べられますし、塩ゆで、蒸し蟹、カニ鍋でも美味しいです。
「タラバガニ」→大きさがあるので、食べ応えがある。生食には向かない。カニ味噌はおいしくない。
「毛ガニ」→特に人気が高く、タラバガニと比べて小さめなので脚は身が少ない一方で、カニミソが美味しい。
ズワイガニ タラバガニ 毛ガニの値段
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「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」・・・値段はどっちが高い?
毛ガニ>ズワイ≧タラバ
楽天市場のタラバガニとズワイガニの値段を比較してみました。
タラバガニ ズワイガニ
ショップA 1㎏15,800円 1㎏12,800円
ショップB 1㎏14,800円 1㎏10,800円
ショップC 2㎏16,800円 2㎏16,800円
一般的にズワイガニよりもタラバガニの方が値段が高いですね・・
<美味しいカニの選び方>
(美味しいタラバガニのポイント)
脚を触ってみて硬いもの、冷凍の場合は持ってみてずっしりと重く感じるものを選びます。
活きている場合は体液の出ているものや、ほとんど動かないものは鮮度が落ちているので避けましょう。
(美味しいズワイガニのポイント)
活けがベストです!さらに、黒いツブツブが甲羅に付いているものを選ぶと美味しい可能性が高いですね。この黒いツブツブはカニビルという生物の卵で、脱皮したてのカニには付いていないです。脱皮したてのカニは美味しくないので、脱皮から時間が経過して身が詰まっているかどうかの目安の一つになりますね。
ズワイガニ タラバガニ どっちが美味しい?
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ズワイガニとタラバガニ、どっちが美味しいでしょう?
ズバリ、鍋ならズワイガニ、そのまま食べるならタラバガニ~が美味しく食べられますよ・・
理由は、それぞれの味や食感などが全く違うためです。
味や食感の違いを含め、ズワイとタラバの特徴から、美味しいのは一体どっちのカニなのかをお話していきますね。
(美味しいズワイガニのポイント)
活けがベストですし、黒いツブツブが甲羅に付いているものを選ぶと美味しい可能性が高いです。
この黒いツブツブはカニビルという生物の卵で、脱皮したてのカニには付いていないので、で、脱皮したてのカニは美味しくないので、脱皮から時間が経過して身が詰まっているかどうかの目安の一つになりますよ。
(美味しい毛ガニのポイント)
甲毛ガニは特に人気が高いです。羅の色が赤っぽいものは脱皮直後なので避けます。色が茶色に近いものであれば、脱皮から時間が経っているので、身が詰まっていて美味しいですよ。
タラバガニと比べて小さめなので脚は身が少ない一方で、カニミソが美味しいのが特徴ですね!
(美味しいタラバガニのポイント)
タラバガニは塩茹でや蒸して食べることが多く、生の刺身で食べようと思うと、繊維質(筋肉)が硬く、旨みや甘みは弱いです。加熱することで、強靭な繊維質がほぐれて旨みが増して美味しくなります。カニ味噌部分は、生臭く油分が多くてベチャベチャしていて美味しくありません。
全長1mくらいと大きさがあるので、食べ応えがありますね・・
また、タラバガニの旬は秋から冬で、タラバガニの旬の時期 11月~2月、 4月~5月(甘味が強くなる時期)なので、旬の時期に食べると美味しく食べられますよね!
まとめ
まさに、今はカニの獲れる時期でピークですし、食べごろのピーク!・・
カニは高級食材ではありますが、今こそ存分に美味しく食べたいと思いますが、あなたはいかがでしょうか?
「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」を美味しく食べる方法を考えながら、値段とも相談しながら、好みのカニをGet しましょう!
出来れば、3種のカニをすべて食べてみる~というのがBestですが、ちょっと贅沢でしょうか?(^^♪
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